
さよならテーマ君。
わがランチアテーマ君、去年に7万キロ後半で購入して早くも現在13万キロ。
一年間で約5万キロも走行してしまいました。
仕事柄クルマの仕入れなどで日本中走り回るのでどうしても距離が増えてしまいます。
タイミングベルトの交換サイクルが短い車なのでこの距離だと年2回のタイミングベルト交換。
普通の人のオイル交換くらいのサイクルでやってます(笑)
デルタと同じくぎちぎちのエンジンルームゆえ悪評高い水温上昇とエアコンの効き。
インタークーラーが鎮座するのでラジエターの容量も小さいから仕方ないのだけれど。
でも愛を込めた改良の末、夏場の渋滞でも水温上がらずエアコンバッチリ効くように優等生になってくれました。
改めて思い返すととても良いクルマでした。
特筆すべきは高速巡航性能、120kmあたりからは矢のごとくフラットに突き進んでくれます。
たっぷりとしたシートに身をゆだね本当にどこまでも走っていけるクルマでした。
日帰りで大阪~東京なんて事をよくやるのですけれどこのクルマだから出来たって思う。そのくらい優秀です。
きっとこの頃のランチアはクルマの仕立てに少しメルセデスを意識していたと思います。
大きなハンドルやインテリアの仕立て、高速域で鉛球が転がるような乗り心地と言い少しW123などの往年のメルセデスを思い出させるものがあります。
しかし往年のメルセデスみたいにクルマに「あなたは私の言うとおりにしていれば良い」的な乗り心地ではなくそこはイタリア車、「ほらほら、もっと踏みなよ!!」と誘惑してくるクルマであります。
乗り味は重いとはいえそれでもW123やW124に比べたら軽いものだし
それに2500回転あたりからドカンと効くターボチャージャーがこのクルマの性格を表していると思います。
Eセグメントにもかかわらずその車重はたったの1280kg、それでいて185psだからかなり速い。
相手がボクスターくらいなら型落ちのサルーンにもかかわらず結構ついていけたりもします。
ワインディングでは思いっきりロールしてアンダーも顔を見せるから最初は全然曲がんないクルマに感じるかもしれないけれどロールさせながらタイヤを地面にしっかり接地させてやるとこれが意外によく曲がります。
タイヤが鳴き始めてからが結構しぶとい粘り腰のコーナーリングをするクルマ。
でもまあそういうシチュエーションより本領は高速コーナーですね。
しかしそんなテーマ君、ここに来てトラブル発生です。
1気筒死んでます。
いつもの調子でIGコイルだろうと思ったらどうやら違います。
プラグコードも大丈夫だったしプラグも大丈夫でした。
コンプレッションゲージで測ってみても圧縮も正常。
燃料も来ているし火花も飛んでるし圧縮も正常、でも全く爆発していません。
どうやらインジェクターが悪いかバルブ回りが悪いか・・・。
原因は恐らくインジェクターかと思います。
前々から怪しかったのですけれどちゃんと霧化していなさそうです。
しかしインジェクターをチェックするためインマニ周辺をばらしている時、悪魔のささやきが聞こえてきました。
「きっともうそろそろ乗り換えなって事だよ。」
そのささやきが聞こえてきた僕は思わず修理せづ工具をしまってしまいました。
実は最近欲しいクルマがあって「このクルマも次の車検まで」なんて漏らしていたのです。
そのクルマはジャガーXJ。
個人的には少し古いXJ40に乗りたいと思っています。
もしこの車を買えば人生で初めて所有するAT車になります(笑)
誰か良いもの譲ってくれませんか??
*Profile:三上直記[ 欧州車が大好きなショップオーナー ]