
2009/01/26
緊急新連載! 謎の中古車博士JAIと助手の冒険
注文その1「ベンツBMW以外のスポーツセダン、それも100万円ぐらいで出物ない?」
みぞゆう(しつこい?)の金融危機で、中古車業界に未だかつてない"買い"のチャンス到来! そこに颯爽と登場したのが謎のエンスーコンビ、中古車博士JAIとその助手だ。[ PR ] 趣味を仕事に変える! そんなの無理だと思っていませんか?
アナタのワガママかなえます! アンビリーバボーな中古車選び
これはあくまでもイメージ映像です...
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ベンツBMWはちょっとねぇ...
助手 うー、なんかいきなり本番スタートですけど、博士JAI! 妙な相談者が突然ウチにやってきましたよ。いったいどこでかぎつけてくるんでしょうかこの事務所。スゲェ変なとこにあるのに...
相談者A す、すいません。お忙しいとこ申し訳ないですけど、私今すごい悩んでましてね。この不況の最中、高速もよく走る、速いクルマが欲しいんです。でも、4人家族だからスポーツカーはダメだし、出来ればセダンがいいんですよ。それでいて人と同じのもヤなんでベンツとかBMWもNGだし、それ以前にそもそも予算が100万円ぐらいしかなくて...
JAI んなのあるわけねーだろっ!
助手 そうそう...
JAI ...と言いたいところですが、あります(笑)。まさにそういうの...っていうか、さっきまでアタシ、それ考えてました。アナタもしかしてテレパス使える?
A カミさんに「アンタなに考えてんの?」とは言われますが...(苦笑)。
JAI ま、いっか。果たしてそのクルマとは...スカンジナビア半島からやってきた個性的だけどやや知的な雰囲気を持つクルマのこと。わかります?
A はいなんとなく...
JAI 勘のいい人はとっくにお分かりでしょう、サーブです!
助手 ああ、あのテニスの時に最初にボールを打ち込むヤツね。
JAI あのね、小林君...
助手 すいません、ちょっとボケてみました。もちろん、知ってますよ、もともと航空機メーカーだったところですよね。昔レトロなサーブ900に憧れてました。当時BMWの3シリーズ買うよりおしゃれな気がして...。
JAI 今回お勧めしたいのはそのサーブの9-5って言うクルマで。
A 9-5? 引き算ですね。9-5=4!
JAI ひきとっていただこうかな...忙しいし...。
A ま、待って! ジョークですよジョーク。この賢い小林助手に引きずられただけで(苦笑)。というか実は私、最近のサーブのラインナップいまいち把握できてないんです...。
JAI いいでしょう。確かに最近のサーブはキャラ薄いっちゃ薄いですからね。ほら、このクルマです。
A これですか。見たことあります。結構大きいですよね?
JAI 具体的にはEセグメントと呼ばれるカテゴリーでメルセデスならEクラス、BMWなら5シリーズ、日本ならクラウンクラスに相当するサイズで同社のフラッグシップにあたる高級車です。全長と全幅と全高がそれぞれ4815×1795×1450mmと非常に立派。
A 確かに広くて良さそうですが...。
JAI このサイズでFFなのだから広くないと言うほうがおかしい。これなら家族四人でゆったりとした移動ができるから、わざわざミニバン買う必要もないですよね。
A でも今回は速いのが欲しいんです。こう見えても私、若い頃は結構飛ばし屋だったんです。昔、友人のサーブ900に乗った時はあまり速いと思いませんでしたけどね。むしろのんびりした印象。
JAI 確かにターボは別としても900時代はのんびりした車だったし、サーブと聞いて連想するのは「ロープレッシャーターボ(低圧ターボ)」でしょう。どちらかというとややマイルドな印象。
A でしょ? だったら無しですけど。ワガママなんですけれどそこは譲れません。
JAI まあ、アナタが「スポーツカーをカモれるくらい...」と思えないのも無理はない。でもその解消方法はとても簡単です。それはアナタは「SAAB9-5」と言う車名の後ろに「Aero(エアロ)」と書いてあるクルマを選べばいいだけです!
A サーブ9-5エアロ!?
助手 飛行機っぽいネーミングですよね(笑)。
くどいけどイメージです...
実はかなりの羊の皮を被ったオオカミ!
JAI 同じ9-5でもエアロの場合はサーブおなじみのロープレッシャーターボではなくハイプレッシャー(高圧)ターボです。その実力は侮れないもので最高速度は250km近くに届き、0-100kmも8・2秒と俊足。4ATでも最終減速比は2.555とハイギアードで高速道路もゆったり走ることができます。馬力表示も前期型で230ps、フェイスリフトした2002年以降は250psと十分。
A おお、それならスポーツカーもカモれるカモ!
JAI 私も実際、このクルマに挑んでみたことがありますが、かなり速かった。ちなみに私はその時、2リッター+ターボでそこそこ速いヤツに乗ってました。分け合って素性は明かせませんが(笑)
助手 僕もだんだんこのクルマについて知りたくなってきました!
JAI よろしい。折角なので9-5についてちょっと語りましょう。
A 私も聞きたい。
JAI さて、サーブは北米では「知的階級のクルマ(弁護士とか教授とか)」と言う認識が強いらしいです。そういうこともあってか親会社であるGMの会長も9-5を愛車にしていたそうなんですね。
助手 最近、デトロイトで話題になった人ですね。
A でも、北米とは裏腹に日本ではそういうイメージが全くないですよね。きっと、クルマに興味の無い人からは「どこの国のクルマ?」って言われるはず(苦笑)。
JAI だからいいんじゃないですか。あなた、ベンツBMWは苦手なんでしょう。
A そういやそうだった。
JAI それに普通になったとはいえ、今だよく見ると個性的でキーシリンダーなんかセンターコンソールにあるし、こんなの他のどのクルマにもありません。
助手 そういうギミック、僕、好きだなぁ。
JAI それから9-5は実はオペルベクトラのシャシーを拡大して使っていて、スタビリティーは当初あまり期待されてなかったけれど、実際に乗ってみると意外に悪くなかったという経路もあります。
助手 結構、オイシイと...
JAI その通り。ただFFでこのパワーだとさすがに多少のトルクステアは避けられませんけどね。
A まあそんなの関係ねえ~♪ ってことで。
助手 古いなぁ。なんだかサーブっぽく知的じゃないですよ(笑)
A すいません、つい気分が高揚してきたもので。
JAI エアロもノーマルも見た目がさほど変わらない大人しめのアピアランスですけど、北米では「知的」なクルマだと認識されてます。走りの実力もさっき話したように予想以上に高い。
A まさしく現代の「羊の皮をかぶった狼」だと。
JAI そんなのが今や100万円もあれば手に届く時代。ホント、あなた方はいい時に生まれてますよ。
A&助手 そんなもんですかねぇ...